銀行の正体?(その2)
昨日の銀行の正体?その1に書いたように、銀行は堅いサービスを売り物にしています。なんせ元本保証ですから。超ローリスク、超ローリターンでしたね。
こう書くと、「いやいや、銀行にだって色々とリターンの高いサービスありますよ」と言われそうです。確かにありますね。外貨預金、投資信託、その他なんか難しそうな商品・・・これらについてはまた後程見ることにします。
さて、貯める方は今まで見てきたように非常に低金利です。では銀行にとって反対のサービス、お金の貸し出し(~ローンってやつ)はどうでしょうか?これも低金利を各金融機関がうたってます。住宅ローンなどは、低利率合戦の様相を呈しているようです。
利率を低くお金を集めて、利率を低くお金を貸し出している銀行の収益は・・・過去最高益を達成なんていうニュースも耳にします。ん?ちょっと変ですね。
利率が低い状態でお金を貸し出しているのでは、たいして儲かるとは思えません。では、銀行は何でお金儲けをしているのでしょうか?
それは
手数料なんじゃないかと思います。
銀行はちょっと前(1998)まで売ることができなかった投資信託などを販売できるようになりました。最近の日本人の株式市場などへの資金流入に銀行も一役買っているということでしょう(現在では証券会社よりも銀行の方がたくさん売っているそうです)。投資信託を売ると当然手数料を手に入れられますね。
日本の低利率をいいことに、海外の高金利通貨を外貨預金させようというキャンペーンを打つのも手数料収入目当てなのではないかと思います(高金利通貨というと、ニュージーランドやオーストラリア、南アフリカランドなどがありますね)。
なんだかパット見ではどういうものなのか良くわからないが良さそうに見える商品も売ってますね。当然手数料を取ります。
その他には自分のお金なのに、時間がちょっと外れると引き出すのに手数料が必要です。
手数料収入の良いところは、銀行にとってリスクがないということではないかと思います。貸し出しは不良債権化する可能性もありますからね。その点手数料は取りっぱぐれるなんてことはないですから。
長くなってきたので、続きは次回その3で・・・
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