リスクテーカー 4
日本は色々なものを
輸入しています。そうして私たちの暮らしが成り立っていますね。
輸入している商品たちと交換しているお金はなんでしょうか?
皆様も御存じのようにドルで決済(お金を払う)することになっています。
輸入しているもので私が一番に思い浮かぶのは石油(原油)です。
最近は価格が上がっていますね。
さて、日本で買う石油(やガソリン)の値段はなぜ上がるのでしょうか?
2つのことが考えられますね。
1.石油そのものの値段(国際価格)が上がったために、国内の価格も上昇
2.円安(ドルが高くなった)になったために、国内価格が上昇
1.は1ドルあたりで買うことができる石油の量が減ったということですね。
2.は1ドルあたりで買うことができる石油の量は変わっていないけれども、1ドルを買う(1ドルと交換する)のにたくさんの円が必要になって、国際価格は変わっていないけど、国内の価格だけ上昇する状態です。
昨年は、円はほぼずーっと安く(ドルに替えるのにたくさんの円が必要に)なっていて、原油の価格も上昇していたので、結果的にダブルパンチで国内の石油価格が上昇したようです。
ブランド品や輸入車なども為替の影響を受けますね。私はブランド品の価格はチェックしていませんが、値段が上がった(下がった)と思った時の為替相場をチェックしてみると反映されているかもしれません。
こうして見てきたように普通に暮らしているだけで、商品価格(石油の国際価格)にも影響を受けますし、為替にも影響は受けるわけです。
知らず知らずににリスクテーカーになっているかも知れません。
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