読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 2882人
アクセスカウンタ
kokonにメールする(ありがとう)

  

FXについて その2

さて、1万米ドルを6万円で扱うことが出来るというのはどういうことでしょう?
まずこの6万円は取引会社に預けているだけなのです。
この6万円を使って実際に外貨(この場合は米ドル)を買っている訳ではないのです。6万円は保証金です、実際にはこの6万円を担保に115万円を借りて、1万米ドルに替えて(そして預けて)いるのです。だから、保証金取引とか証拠金取引と呼ばれているわけです。

6万円で1万ドルを買いますと、6円思惑と違う方向に動くと証拠金が無くなってしまいます。6円以上動いたら無くなるどころか、マイナスってことになってしまいます。でもそんなことにはならないような仕組みになっています。損が出て証拠金が25%を割り込んでしまった(口座残高が1万5千円)ところで強制的に決済されることになっています。
これは、6万円という最低の保証金を入れて取引を始めた場合の話ですから、取引会社の口座にその1で書いたように、115万円入っていれば強制決済されることはまず考えられません。

上で書きましたように、115万円を借りて(借金)1万米ドルにして、これを預けている(預金)という構造なわけです。借金には金利を払わなければならないですし、預金からは金利がもらえるということになります。預金の金利-借金の金利=金利差(スワップポイントと呼びます)がFXで外貨取引をしている人が得られる金利ということになります。あくまでも金利差ですから、金利差がマイナスになった場合には金利をもらうのではなく、金利を払わなければならなくなります
現在の日本の金利はほぼ0%なので、アメリカの金利4.25%の差(4.25-0.00)ということで理屈上4.25%の金利をもらうことが出来るのです。
115万円借りた分の払わないといけない金利のお金はほぼ0円。それに対して預けた1万米ドルのアメリカの金利は4.25%なのでもらえる金利分のお金が1日あたり130円くらいです。これを毎日もらうことが出来ます(取引会社によっては、決済した時にまとめて金利分と為替差益(損)を受け取る会社もあります)。
というわけで、0金利の今ならばほぼ外貨預金と同じことが外貨預金よりも低リスクで行えるというわけです。

その1で円高になると思った時でも儲けることができると書きました。その2でお話ししますと書いたのですが、長くなりましたのでその3に続きます。


同じカテゴリー(お金もちになる方法)の記事
ただですから・・・
ただですから・・・(2006-12-10 15:58)

節税
節税(2006-12-06 20:34)

数学は得意?
数学は得意?(2006-11-22 11:45)

久しぶりの上京
久しぶりの上京(2006-11-12 00:35)

予想外?
予想外?(2006-10-31 19:49)


この記事へのコメント
本格的な証拠金取引はやった事ありませんが、3年程前円→ドル交換の時、現受けで使いました。一万通貨当りの手数料が一番安かったからですね。

そのドルを、マン島のタックスヘイブンのネット銀行に送り、南アフリカ共和国のランドで定期貯金にしていました。

当時のランドは、底なし沼のように売られていた状況から復活!一年物定期で10%の金利が付いていましたので為替差益とダブルで旨みを享受出来ました。思えば、当時のS&Pの評価がB3のポジティブ。後の、金の高騰を考えるとタイミングとしては良かったかも。

残念ながら、ネット銀行自体が一年も経たず親会社の都合で撤退!大きな利益を得る前に、英語メールでの後処理に四苦八苦でした。

Posted by すぱあく at 2006年01月30日 21:50
すぱあくさん コメントありがとうございます。

証拠金取引会社で現受けですか、できるのは知っていますが、「した」という人を初めて知りました。

その後されてたことも、なかなか凄いですね。
私なんかよりも全然このブログの適任者っぽいですね。

すぱあくさんのブログも読ませて頂きました、凄いですね。
SOHOしずおかつながりということでこれからもよろしくお願いします。
Posted by kokon at 2006年01月31日 22:52
FXの手数料が安いというのはよく分かりました。しかし本来、その他の条件が同じであれば、金利平価の考え方で、金利が高いほうの通貨(ドル)は毎年レートが下がっていくはずです。したがってここにでてくる為替レートが変わらないという前提条件の設定に無理があると思います。外貨預金とFXを比較すると、低くなるのはあくまで手数料であって、リスクが減るわけではありませんよ。
Posted by Koron at 2006年03月18日 00:34
koronさん、コメントありがとうございます。
http://investment.hamazo.tv/e14967.html
ここで書いたことについてのコメントですよね?

私の書いた文章がわかりにくかったかも知れませんね。
まずはリスクについてちょっと書きます。私が考えているリスクは、期待されるリターンの平均値と振れ幅(リターンの最大、最小の差)を考えているものです。

前提としては為替は動くものというのが私の頭の中にはありました。
なので、為替レートが変わらないっていうのはあり得ません。それは認めます。

しかし私的にはリスクは減っているのです。
それはリターンの振れ幅はFXも外貨預金も変わらないが(為替レートによって決まりますから)、その他の固定費(金利と手数料)という部分で、FXの方が有利です。
なので、リターンの平均値が外貨預金よりも良くなるのは確実です。
だから、FXの方がリスクが少ないという話を書かせていただきました。

と、ここまで書いてきて、リスクが少ないというよりはリターンが多いと書いた方が良いのかもしれないと思うようになりました(笑)
koronさんのおかげで、自分の中で思考が進んだようです。ありがとうございました。
また、適切なコメントよろしくお願いいたします。
Posted by kokon at 2006年03月18日 09:29
 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
FXについて その2
    コメント(4)